骨董品備前焼
一般的には有名な備前焼
テレビだったり、雑誌などのあらゆるメディアでよく備前焼という言葉を聞くとは思いますが、実はその備前焼について具体的にはどのようなものであるのかを知っている人というのは少ないと言われています。
そこで今回の記事では聞いたことあるけども、内容についてはあまり知られてない備前焼について具体的にどのようなものであるのかということを解説してみたいと思います。
それでは早速解説を始めていきましょう。
備前焼の定義を解説
ではまず始めに備前焼というものは、一体どのような物を言うのか、その定義について解説していきます。
備前焼とは、その名前にもなっている岡山県の備前市で作られている焼き物のことを示します。
この備前焼の大きな特徴の1つとしてあるのは、その焼き方にあると言われています。
他の陶磁器などは基本的に色がついていたりすることが多いのですが、この備前焼ではなんと色や絵画などをつけることなくそのまま土を焼くのです。
また使っている土やその焼き方によって模様が大きく変わってくるのも、この備前焼の特徴の一つだといえるでしょう。
備前焼の種類
それでは次にこの備前焼の種類についてご紹介したいと思います。
備前焼は先ほどもご紹介した通り、色や絵画を描くことはないのですが、その代わり焼き方等を工夫することによって、いろいろな種類のものへと変化させるのです。
例えば、備前焼の中に窯変と呼ばれる種類のものがあるのですが、これは釜の中で焼いてる時に焼き物が炭に埋もれることで、焼くための炎が直接当たらなくなるのですが、その結果焼き物の表面に特殊な色をつけることができます。
また、他にも緋襷と言って焼き物の周りにワラを巻いたりすることで、その表面に線を残したりすることができるのです。
このように焼き方を変えることによって備前焼の種類が大きく変わってきます。
他にも色々と種類がありますので、興味があれば一度調べてみると面白いと思います。
さて、ここまで備前焼について色々と解説してきましたが、一体どのようなものであるのかを理解いただけたでしょうか。
今ではビールグラスなどとしても販売されていたりするので、もしかしたらあなたも既に備前焼を持っているかもしれませんよ。