骨董品彫刻
彫刻とはどのようなもの?
美術館などでよく目にするものに彫刻がありますが、どのようなものでできているのかご存知でしょうか?
彫刻と呼ばれるものは、ある程度決められた素材で作製されたものという定義があります。
それらの素材としては、象牙や木材、金属、ガラスなどです。
ただし、最近製作される彫刻のなかには、新しい素材を使っているものも少なくありません。
例えば、鉄を使った彫刻や合成樹脂による彫刻など、素材は日々進化しているのです。
骨董品業界でより高く評価される彫刻とは?
それでは、アンティークとして取り扱われる彫刻には、どのような評価ポイントが考えられるでしょうか?
まず彫刻の大きな特徴として、絵画のような二次元ではなく、三次元の立体であるということがあります。
三次元であるということは、さまざまなアングルによって構図がどのように美しく作られているかを評価されるということです。
どのような角度から見てもバランスが美しくキープされているかどうかが大切になります。
また、意外と見過ごされやすいポイントでもあるのが、彫刻のサイズ。
美術館などではわたしたちの等身大以上のサイズであっても問題なく展示することができますが、自宅などではやはりそうはいきません。
そのため、比較的小ぶりでどんなスペースでも展示がしやすい手ごろなサイズの彫刻の方が、より頻繁に取り引きをされやすいという傾向はあります。
誰が製作したのかというのも、大きな評価ポイントです
これはいまさらご説明するまでもありませんが、絵画などと同じく彫刻も誰が作ったのかによって評価が変わります。
日本の代表的なアンティークの彫刻としては仏像がありますが、何を彫ったのかということよりも、やはり誰が彫ったのかによって価値が変わることも事実です。
海外の彫刻においても、ダヴィンチによるもの、ミケランジェロの手によるものなど、作家の有名性によって取り引きされる金額が異なります。