作 家井上萬二
井上萬二(いのうえまんじ)とは?
井上萬二は、1995年に人間国宝に認定された陶芸家です。有田焼の窯元に生を受けた井上萬二ですが、軍人になりたいという夢を叶えるために15歳で海軍予科練へと入っていきます。紆余曲折を経て翌年に復員した彼は、陶芸家をしていた父に勧められて大物ろくろ師「初代・奥川忠右衛門」のところに入門するのです。入職から7年ほど基礎を学び続けていた井上萬二ですが、ある時奥川忠右衛門の素晴らしさに気付き、その時期から門下生として「ろくろの技を学ぶこと」に専念するようになりました。
15年近くもの長い期間、奥川忠右衛門のもとで白磁の素晴らしさを学び続けていた井上萬二ですが、1958年に酒井田柿右衛門窯を退職し、新たな道へと進む決意をします。次の職場となる県立有田窯業試験場では、「有田焼の講師」としてアメリカに呼ばれることもあり、慣れない英語に苦戦しながらも、現地の学生たちに日本の陶磁器の素晴らしさを教えていたようです。
技官としての仕事や研究が中心だった県立有田窯業試験場の受賞歴は、「現代の名工」としての労働大臣表彰と「日本伝統工芸展」での文部大臣賞というシンプルな内容です。受賞回数としては少なく見える井上萬二ですが、1995年には「重要無形文化財保持者」として人間国宝の認定を受けています。
1969年より米国で講義をするようになった井上萬二は、150人ものアメリカ人に陶磁器の素晴らしさを教えています。また日本を含めた世界中で数えると、500人以上の教え子がいますので、井上萬二の作陶姿勢を受け継いでいる人は非常にたくさんいると言えそうです。
現在も国内外で活躍し続ける井上萬二は、「白磁緑釉牡丹彫文花器」や「白磁丸形壷」などの代表作を中心にたくさんの有田焼を作り続けています。井上萬二などの作家によって創作された有田焼は買取金額も高いことで知られていますので、自宅で眠っている物がある方はぜひてんま屋にお持ち寄りください。アンティークてんま屋では作家不明の陶磁器の査定もしております。
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