作 家加藤孝造
人間国宝の陶芸家 加藤孝造のキャリアとは?
加藤孝造は1935年に岐阜県端浪市に生まれました。
当初は絵画の研さんを積み、1953年、18歳のころに光風会展において洋画部門で入選を果たします。
同年、陶芸家として有名な五代加藤幸兵衛に師事し、陶芸の道に入ります。
1954年には第10回を迎えた日展の洋画部門でも入選しますが、翌1955年に岐阜県の陶磁器試験場工芸家の主任技師となることを機会に、陶芸一筋で進めていくことを決心。
1959年に現代日本陶芸展に初めて入選すると、1963年には現代日本陶芸課題作部門で三席を獲得。
1966年には日本工芸会正会員となり、1969年に東海伝統工芸展で最高賞となるなど、陶芸家としての地位を固めます。
その後もさまざまな陶芸コンクールなどで才能をいかんなく発揮し、2010年に国指定重要無形文化財保持者として、人間国宝の認定を受けました。
骨董品マーケットにおける加藤孝造の特徴は?
加藤孝造は、瀬戸黒と言われる流派において人間国宝の認定を受けています。
瀬戸黒は美濃地方を中心として桃山時代に主流となった、引き出しと呼ばれるテクニックによって作られた黒い焼き物を総称して呼んでいます。
美濃焼でありながら、瀬戸と呼ばれるというユニークな焼き物です。
これは、桃山時代においては美濃焼と瀬戸物を区別することが一般的でなく、それらを一緒にして瀬戸と呼んでいた習慣に基づきます。
瀬戸黒は茶の湯の世界で特に重宝され、多くの茶人が率先して導入していたことにより、瀬戸黒と呼ばれる焼き物は茶碗ばかり。
焼きを入れる際に特殊な釉薬を重ね塗りしていくこtによって、そのユニークな漆黒の色ができあがります。
このように、加藤孝造の作品は骨董品マーケットにおいて瀬戸黒として認知されています。
実際に使用することのできる機能性も備えているため、骨董品としての価値だけでなく、現代でも通用する茶器としても変わらない魅力を放っているのです。
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