骨董品江戸火鉢
江戸火鉢(えどひばち)とは?
火鉢とは、「炭火を入れる器」の総称です。耐火耐熱が施されている器であれば、何でも火鉢となるため、買取専門店に持ち込まれる火鉢も非常に幅広い特徴があります。
数ある火鉢の中で「江戸火鉢」と呼ばれているものは、「火鉢と引き出し付の袖机をセットにした種類」とされています。江戸火鉢は別名「関東長火鉢」と呼ばれることもあり、引き出しの中にお茶道具や布巾などを収納することで、お客様のおもてなしにかかせない存在として活躍した時代がありました。江戸火鉢は「長火鉢」と呼ばれることもあり、江戸の町家に住む皆さんが必ず持っているアイテムでした。また江戸火鉢は「暖房器具」としての役割もあったため、古い時代の日本に欠かせない存在だったということも納得できると言えるでしょう。
江戸火鉢のわきに付いている引き出しは、炭火の熱によって「乾燥しやすい」という特徴を持っていました。そのため江戸火鉢の愛用者の中には、引き出しに煙草や海苔を入れることで「食品の乾燥を防ぐ」という特性を生かしていた方々もいたようです。
江戸火鉢と対比されることの多い「関西長火鉢」は、「角火鉢のまわりに10cm前後の張が付いたもの」です。張りの上でお茶飲みや簡単な食事ができる設計となっていたため、友人知人や家族との団欒に使われることが多い存在だったようです。江戸火鉢と比べれば引き出しの数なども少ない関西長火鉢ですが、関東長火鉢とは全く用途で使える存在として、多くの人に愛用されていました。
家具と捉えても良いレベルの大きさとなる江戸火鉢は、さまざまな家庭に眠っている物だとされています。特に上質な木材や金具を使った江戸火鉢は、自宅に眠らせておくのが勿体ない価値あるものとなりますので、処分に困っている場合は気軽にてんま屋にお問い合わせください。てんま屋では出張買取も行っていますので、持ち運びが難しい大型の江戸火鉢であってもスタッフが自宅で査定などのチェックを行います。
骨董として今再び注目されている 江戸火鉢とは
火鉢、という言葉は知っているけれども「江戸火鉢」といわれると、「普通の火鉢とはどう違うのだろうか?」と思う方も多いのではないでしょうか。
火鉢というのはその名のとおり、部屋の中で暖を取るために使われていた鉢で、この中で炭を燃やして暖を取ることができるものですから、部屋の中でも煙が出ずに使えるということで、もともとは庶民には手の届かないものでした。
ですが、江戸時代から明治時代が近づくにつれ、火鉢は急速に普及し、一般庶民の家でも使われることが多くなっていきます。
江戸火鉢はもともと権力者しか使えない贅沢品だった
もともと火鉢は地位のある人物でなければ使えないものだったということはご説明しましたが、そうなると当然、装飾にこだわった芸術品のような火鉢も登場してきます。
中には木製ではなく陶器や彫金による火鉢も登場してきます。
権威のある人々は、インテリアに関しても金に糸目をつけずに、芸術性を高めることに尽力する時代でもありましたから、火鉢も、単なる暖房器具としてではなく独自の進化を遂げていたのです。
その造作はまさに日本の芸術作品といっても過言ではないほど、海外の骨董コレクターからも支持されている素晴らしい芸術品なのです。
素材だけではなく絵や彫り物、細かい造作や金具にまでこだわられた火鉢を見ると、コレクターでなくてもついついほしくなってしまう魅力があるのも江戸火鉢です。
今はロハスな生活にあこがれる、という方も多いですが、そういった生活スタイルの中にも自然に溶け込み、独特の存在感で人々をいやしてくれる素敵な暖房器具として愛用されている方も多くなっています。
暖炉も素敵ですが、和モダンのお宅にも、素敵な存在感を放ってくれる「江戸火鉢」は骨董コレクターではなくても必見の価値のある日本古来のインテリアではないでしょうか。
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