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【更新日】2023/12/21

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ごみの種類の判別方法は？一般廃棄物・産業廃棄物などの違いや注意点

不用品やごみを処分するにあたって、知っておかなければならないのが廃棄物の種類です。
「一般廃棄物」と「産業廃棄物」があるため、自分が処分する物がどちらに該当するのかをきちんと把握しておく必要があります。
とはいえ、廃棄物に関する知識は、通常の生活を送る中ではなかなか身につかないものです。

そこで、今回はそもそも廃棄物とは何なのかについて触れながら、一般廃棄物と産業廃棄物の違い、廃棄物における注意点などについて詳しく解説していきます。

廃棄物とは

廃棄物とは、ごみや廃油、糞尿など、おもに処分するものを指します。
法律で定義されており、以下が廃棄物に該当するとしています。

【廃棄物に該当するもの】
・ごみ（粗大ごみ含む）
・燃え殻
・廃油
・糞尿
・廃酸
・動物の死体
・汚物

ただし、固形状もしくは液状であることが前提であり、放射性物質は廃棄物には該当しません。
また、仮に固形状・液状であっても、放射性物質に汚染された物も非該当となります。

一般廃棄物と産業廃棄物の違い

廃棄物は、大きく「一般廃棄物」と「産業廃棄物」に分けることができます。
それぞれの違いは以下の通りです。

一般廃棄物

一般廃棄物とは、「一般家庭」から出る廃棄物のことを指します。
不要物として処分したいもの、調理などで生じた生ごみなど、自宅や実家などから生じるごみはほぼ一般廃棄物となります。
具体的な一般廃棄物の例は以下の通りです。

【一般廃棄物の例】
・生ごみ
・衣類
・家具（粗大ごみ）
・植物
・不要になった雑誌や新聞、書籍

一般廃棄物は、自治体が指定するルールに基づいてごみの日に出すほか、ゴミ収集センターなどに持ち込んだり、回収してもらったりする方法で処分します。
ただし、自治体によっては処理能力に限界があるため、一般廃棄物であっても処理できないケースもあります。必要に応じて自治体へ確認しておきましょう。

なお、一般家庭からでる不用品・ごみであっても、家電4品目に該当するものは、専門の業者に回収してもらって手放す必要があります。
自己判断で処分してしまうと、特定家庭用機器再商品化法に触れる場合があるため注意してください。

産業廃棄物

産業廃棄物は、事業活動で生じる廃棄物のことです。会社や店舗などから出る廃棄物のうち20種類に該当するものが産業廃棄物に分類されます。
ただし、事業活動の中で出た廃棄物であっても、一般廃棄物として扱われるケースがあります。
仮に、飲食店が廃棄物を処分することとなった場合、お客さんに提供するコップやお皿などの食器、フライパン、鍋などの調理器具は産業廃棄物として該当します。
しかし、紙コップや割りばし、紙皿などの場合は一般廃棄物に該当します。
会社や店舗から生じたごみであっても、廃棄物の種類によって、一般廃棄物として処理する必要があるため注意してください。

特別管理廃棄物

廃棄物の種類は産業廃棄物や一般廃棄物が主ですが、他にも「特別管理廃棄物」と呼ばれる種類があります。
特別管理廃棄物に該当するのは、爆発する危険性のあるもの、毒性を含むもの、感染性があると判断されるものなどです。
それぞれには一定の処理基準が設けられており、一般廃棄物や産業廃棄物以上に厳しい規制に基づいて処理されます。

ちなみに「感染性がある」と判断されるのは、血痕がついた布などが挙げられます。
人間の血液が付着している場合、感染病に繋がる恐れがあるため、特別管理一般廃棄物として扱われることがあるのです。

廃棄物における注意点

廃棄物を処分するにあたって、注意したいのが「廃棄物処理法」にしたがって対応することです。
自己判断で本来のルールとは異なる処理の仕方をしたり、自分の敷地ではない場所に不法投棄をしたりすると、廃棄物処理法違反として罰則を受けることとなってしまいます。
また、焼却施設ではない場所で廃棄物を燃やすこともNGです。
廃棄物処理法に違反すると、罰金や懲役などの罰則を受けなければならないため、廃棄物の処理の仕方を正しく理解することが重要です。

なお、専門業者に廃棄物の回収や処理を依頼する場合も注意が必要です。
万が一依頼した業者が「一般廃棄物収集運搬許可」を取得せず、無許可営業を行っていた場合、依頼者側にも罰則の義務があります。
専門業者に廃棄物の処理や運搬を依頼する際には、届け出を出して営業しているかを確認しましょう。

おわりに

本ページでは、廃棄物の種類や、一般廃棄物と産業廃棄物の違い、注意点などについてご紹介しました。
廃棄物は正しい知識を持って対応しないと、廃棄物処理法違反として罰則を受けることとなってしまいます。
仮に知らずに違反をしていても、罰金や懲役などのリスクがあるため、慎重な対応が必要です。
今回ご紹介した内容を参考にしながら、今一度廃棄物の取り扱いについて考えてみましょう。

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