作 家井上良斎
井上良斎(いのうえりょうさい)とは?
1888年に東京都浅草に生を受けた井上良斎は、「勲三等瑞宝章」を受賞した陶芸家です。
初代井上良斎の長男だった三代目良斎は、板谷波山に師事しながら家業の陶磁器製造所を17歳で継ぐ形となります。
横浜に移り住んでからは三代目井上良斎を襲名し、井土ヶ谷に「神奈川焼」を開窯しました。
独特かつ斬新な色合いを有する「犬山焼」に興味を持っていた井上良斎は、外国向けの陶磁器を作ることに尽力しています。
もちろん日本国内での陶芸活動も行っていた良斎ですが、外貨獲得という国際的な経営手法にも興味を持っていたため、当時活躍していた陶芸家の中では異色とも言える存在として注目を浴びていたようです。
1928年に帝展に入選してからの井上良斎は、日展や文展などでも活躍をしています。
また1953年には横浜文化賞、1959年には日本芸術院賞を受賞しているため、晩年は安定したクオリティで作陶を続けていたと言えそうです。
また1996年には芸術院の会員となり、日本における陶芸文化の発展に尽力するひとりとして注目されるようになりました。
井上良斎が「神奈川窯」を有していた神奈川県では、横浜美術館の企画イベントにて「登り窯」の見学や勉強会を行っています。
このイベントは井上良斎の創作世界に興味を持つ人が全国から訪れるため、会場内はいつも満員になっているようです。
井上良斎の作品は「極端に少ないこと」でも知られているため、彼の代表作を収蔵している美術館や資料館は非常に珍しい特徴があります。
唯一の収蔵場所となる高木盆栽美術館で展示されている作品は模様が美しい「碁盤形正方香炉」となりますので、興味のある方はぜひ見学をしてみてください。
また井上良斎の作品は非常に高値で買取されることでも知られていますので、自宅に眠っている代表作がある場合は、気軽にアンティークてんま屋に問い合わせをしてみてください。
持ち運びが難しい大きな作品をお持ちの場合は、アンティークてんま屋の方から出張買取にお伺いいたします。
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